例えば、AさんとBさんと私と3人居るとします。3人が3人とも仲良しこよしでいる間は良いんですが、ある日、AさんとBさんとが私の知らない場所で大喧嘩をして、口もきかなくなっちゃったとします。そんな時、どうしましょ?
けっこう困った状況ですよね。私はそんな時、
まぁ、元々が仲良しなら多少の仲裁もすると思いますが、
この場合も、まずは『A⇔B』がどうなっちゃったのかをよく確認し、その上で『私⇔A』がどうあるべきか(私はこの件に関してAさんに
どんな言葉をかけるべきか)、『私⇔B』がどうあるべきか(私はこの件に関してBさんにどんな言葉をかけるべきか)を別々に考えます。
もちろん、どちらかの肩を持つ場合もあります。「2人で話せばなんとかなりそ〜」と思えば、特に口をはさまずに放っておきます。
『A⇔B』の状況を見た上で、あくまでも「自分」と2人それぞれとの関係をどうすべきか判断するのです。
これまでの経験をよく考えると、口をはさまず放っておいた場合が1番多いかも。2人の間には2人にしかわからないこともたくさんあるだろうし、
基本的に「自分の事は自分で処理すべき」と思うので、本人同士でできる範囲の努力をしてもらって、
それでど〜〜〜〜してもうまくいかないような時に初めて、手助けすると思います。多分・・・( ←実はかなりの出しゃばりだから、書いた通りでない可能性大・・・笑)。
あ。もちろん、どちらかから「どうしたらいいのかなぁ〜?(泣)」なんて相談された時は、少しでもうまく行くように
最大限協力しますよ〜。
さて次に。
そんな風に私ありんこが1:1の関係しか考えない、この理由を書きましょう。と言っても、答えは1つ。
日々いろいろな場所で次々た〜くさん出会う人々の中では、「人間関係は多種多様、まさに複雑怪奇だから」です!!。
・・・何しろ、「自分」と「相手」という1:1の関係だけに絞っても、20も30も、下手したら50も100も考えなくちゃいけないんですよ。
そこに「相手同士」の関係までからめて考えたら、とんでもなくわけわかんないことになっちゃうと思いませんか!?
これを図にします。世界に住んでいる人間が3人しか居なければ、最初の図のように、比較的単純な関係(3本線のみ)にしかなりません。 しかし、これが5人になったらどうでしょう?。下の図を見てください。「自分」と「相手」だけを考える場合には、左図のように 4本の関係を考えるだけなのですが、これに対して、「相手同士」の関係まで考えてたら、10本も考えなくちゃいけなくなるんです。 まさに2倍以上になってますね。
4本考えるだけ |
10本考えないといけない |
これが10人になると、「自分」と「相手」だけなら9本なのに「相手同士」まで考えてたら45本に・・・なります。多分。これ、5倍ですねぇ。
更に、30人学級の場合・・・「自分」と「相手」だけなら29本で、「相手同士」まで考えたら・・・・え〜と・・・
408本かな?・・・とすると14倍ですか!!!
(計算違ってたらごめんなさい!!)
とにかく、そんだけ複雑になるのですよ。私の頭ではそんなにたくさん考えられません! あしからず!!
・・・というわけで、「相手同士」の関係にはあまり深く立ち入らず、基本的に「自分」と「相手」、
つまり1:1の関係だけを考えているのです。
ですから、過去に何度か出会った次のような場面は、私にはまっっっっったく理解できませんでした。
それは、「Aさんが喧嘩している」という理由で、Aさんの友達Cさん・Dさん・Eさんが、“みんなで一緒になって”Bさんを無視してる、という場面です。
これって、どうして起こるんでしょう? 不思議不思議。まぁAさんはBさんが喧嘩相手なんだからそれでいいとして、
問題は周りのCさん・Dさん・Eさんです。この3人は、最低考えておくべき(と私ありんこは思う)自分とBさんとの関係の部分を綺麗に忘れ、
『A⇔B』のたった1本の線に、みんなして振り回されてるように思います・・・。これは図にしておきますか。
わかりやすくするために、Eさん1人を見てみましょう。
Eさんが最初にしっかりと考えるべきなのは、「E⇔A」「E⇔B」「E⇔C」「E⇔D」
の4本線だと思うんです。しかし、ここではそれらとはまったく無関係の「A⇔B」の部分で問題が発生しました。すると、それにつられてか、
なぜかEさん、突如「E⇔B」を切ってしまってます。
この時、「E⇔C」と「E⇔D」はどうなっているのでしょう? 戦火が拡大すればこれも
簡単に切ってしまうのでしょうか?
「E⇔A」はどうでしょう? 一見、1番強固な関係にも見えますが、私にはこれが、AさんからCさん・
Dさん・Eさんに強制的に張られた“あやつり糸”のうちの1本のように見えてしまいます。そ〜んなさびしい人間関係なんて、私、絶〜〜っっ対に嫌だわ〜!!!