心に残る名作



 私、大滝の場合、<漫研に入った>←<漫画を描く場所が欲しかった>←<漫画を描くようになった>←<漫画を読んだ>という、 ごく単純な経過を辿っているので、「これがきっかけだ!!」と言える作品は無いのです。家では手塚治虫と長谷川町子しか読めなくても、 友達の家など漫画に触れる機会は幾らでも有ったわけで。

 ただ、「トチ狂った」作品なら、有ります。ずばり、

           銀河鉄道999
                                これです。

 隣の家に、飛び飛びで単行本が有ったんです。当時、小学校低学年だった大滝は、もう、貪るように読んでいました。 劇場版は、1作めは映画館ではなく、小学校の体育館で観ましたが、「さよなら・・・」の方はテレビでしか観ていません。 TV版は、本放送の時は1回しか観なかったけど、小学校高学年になってからの再放送は殆ど毎回観ていたと、思います。

姉がTV版と劇場版のサントラ・テープを買ったので、それも聴きまくったし、「さよなら・・・」までの主題歌・挿入歌を網羅した 「ピアノ弾き語り伴奏集」も、中学生の時、数曲猛練習して弾き語りできるようになりました。

 単行本と劇場版のフィルム・コミックス、 更には映画のパンフレットまで古本屋で探して買い揃えました。劇場版のノベライズも、持っていたりします。 今は、いかにして劇場版の「映像」を入手するか、思案中です。…オタクと呼ぶなら呼んで下さい…。

 中身の説明は、敢えて私がする必要もないでしょう。読めば、解ります。松本零士の「信念」が詰まりまくっています。 男のロマンだけど、私の場合、出て来る女性が凛々しいから好きなのかな、と思ったりします。