■線路に落ちた■


2002/05/11 (Sat)
・・・のだそうです。友達が。 3月末の話ですが。 今日久しぶりに会ったら、そんな話をしてました!! なんか最近事故日記が続くような気が・・・ 恐ろしい〜 さて、その落っこちたO君には視覚障害があるんですが、 これがまったく見えてないわけでもないので、 これまで三十ウン年間は、そんな経験皆無だったらしいんですよ。 ちなみにまったく見えてない他の視覚障害者の友達は、 私が聞いた範囲ではみんなして1〜2回ずつは線路に落っこってるんですが こちらはそういう事態には慣れたもので たいてい「怪我はしない」と言ってました。(でも危ないよ!!) さて、この落っこち系に慣れてないO君。 よくよく話を聞いてみたら、 先日私の鼻先4.5mで車とゴッツンコしちゃったあのオバさんの方が まだマシだったんじゃないかしらん、ってな話をしてくれましたよ!! そもそも、その日は会社の送別会だったので、 いくらか(?)飲んではいたそうですが 本人が言うには 「大江戸線の中で寝ちゃったのが良くなかった」らしい。 目が覚めて、いつもの駅に着いたと思って電車から降りて いつもの通りに歩いてるつもりでいたら どうやら降りた駅が間違ってたんですね。 それで、いつもの階段まで来たつもりだったのに なんか右半分が妙に暗かったので 「なんだぁ?もう電気消えてるのか?」 と思いながら1歩踏み出したら・・・ そこが線路でした! つまり、 いつもの通路だと思ってた場所が、実は知らない駅のホームだったのね! で、「うわっ ここ線路だよ!」と気付いた時にはもう既に遅く、 落っこち慣れてないO君は、 そのまま真横に倒れる形で、線路まで墜落してしまったのです!! さて、ここからが問題。 とりあえず誰かに助けてもらおうと思ったO君、 落ちた線路からホームに向かって 「誰か〜〜!! お〜〜〜い!!」と叫んでみたものの、 誰も来てくれません。 仕方なく自力でホームにのぼろうとしたら なんだか体がとても痛くて、 途中でもう1度線路に落っこちてしまいました。 夜も遅かったので すぐに電車は来ないだろうとは思ったものの、 それでも「このままここに居たら、いづれは電車が来ちゃうよ・・・」と考えたので とにかく、なんとしてでもホームにのぼろうと頑張りました! それで、 さっきよりももっと力を入れて、必死になってホームにのぼったわけです。 そしたらさっきよりもっと体が痛かったのですが とにかくなんとか、ホームの上までたどり着きました!! そしてそのまましばらくは、 「痛ぇ〜痛ぇ〜」とホーム上で転げまわっていたそうです。 がしかし、それでも誰も来てくれない。 仕方なくO君、 自分で歩いて改札まで行き、 そのままタクシーで 自分の家まで帰ったそうな。 そして翌日、病院でレントゲンを撮ってもらったところ、医者から 「肋骨の9番が折れてるよ」 と言われたんですって!!! オイオイオイ〜〜〜(冷汗 とま〜、そんな話をペラペラと事細かにしゃべってくれましたが、 私は、 「それって、落ちたはずみで脳震盪でも起こしてたら  あんた今、ここに居なかったんじゃないの!?」 と、しみじみ思いましたよ!!! ホントに!!! 恐ろしや〜〜〜!!! ついでながらその後のO君の話題。 まずは 飲むと目が良くなると言われている サイコカリュゥコツボレートーという漢方薬を飲んだ友人が、 何故か下戸が治って体が太り、目には何の効果もなかった、という話。 それから 盲人用の音声付きのパソコンをADSL接続にしたので 1分おきにメールチェックをするように設定したら 寝る時に電源切るの忘れて夜中の3時にメールが来て パソコンの音声に起こされて頭に来た、という話。 最後は 島根県と鳥取県、どっちが東でどっちが西かという話。 ・・・はい。私の負けです! ごめんなさい!!(泣